千雨魔改造物に(略)

【チラ裏より】Magic Lantern Anthology(ネギま×宵闇眩燈草紙)
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赤松健掲示板。ネギま×宵闇眩燈草紙*1 クロスオーバーSS。
 
 ネギ魔でお馴染み、千雨魔改造物。
 スクリーミング・クロウこと、長谷川虎蔵の娘*2 である千雨は、今日も麻倉屋さん*3にいいように扱われつつも厄介ごとに巻き込まれるのだ!
 たぶんだが、名前繋がりでクロス出来るんじゃね? な発想で作られたと思われる作品。前述した千雨と、悪魔憑きの力を操るアキラ*4 の特に目的も無い冒険劇。あくまで原作を知っていることを前提に書かれている話なので、知らない人間からすれば置いてけぼりだが、知っている作者からすれば垂涎物の質と内容である。
 ネギま世界をベースに描かれているが、雰囲気は完全に宵闇。そもそも、一話目にして首刈りウサギのいるダンジョンに迷い込んだ夕映の話、二話目は湖上の豪華客船で大量発生する蝿人間の話である。『オック伯母さんの聖なる手榴弾』ってなんですか先生。ネギまはどこに行った、といいたい。
 なんだかんだで人が死なないマジカルファンタジーと、マフィアのカチコミとか描いちゃうオカルトファンタジーを今後どう擦り合わせていくのか期待。
 
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*1 電撃大王に連載されていた、オカルト・ホラーアクションに重点を置いた作品。あの雑誌は萌えの中にこういう異色作が混じってるから侮れない。
*2 お母さんは朱乃さん似の女性だそうで。やっぱ思うところがあったのか。*修正しました。
*3 2世紀半を生きる魔女。刹那主義の気まぐれ屋で、いかにも魔女らしい性格と価値観の持ち主。古道具屋「眩桃館」の女主人でもあり、作中では千雨の保護者。
   人の顔を貼り付けることで動く武者人形に従兄弟を殺された女性に、「彼とまで別れるのは嫌だろう?」と嘯き、その後「私はいいことをしたので気分がよろしい」とかのたまっちゃう人。
*4 こっちは外見と力持ち繋がりからだと思われる。


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