多分題材がいけないんだろうなあ……*1
らき☆すた 君から逃げてしまわぬように
『きっと、とっくの昔に気が付いていて、だからおまえはかがみとは良い姉妹で、こなたやみゆきと親友なんだろう。
みんながおまえの強さを知っているから、だからみんながおまえのことを好きなんだと思うよ』――楠見ユウキ
今回から印象に残った一文を上に載せていくことにしました。
やっぱこれだけでだいぶ違うね!(何が) あとで前の奴にもつけるかも。
で、内容。らきすたに男主人公を介入させた王道SS。違うのは主人公の立ち位置か。
大抵の場合、自分から望んだにしろ望まないにしろ四人娘の中に入ったオリ主は欲望ダダ漏れなことが多いのだが、彼の場合あまり踏み込もうとしない。
その理由は主人公の過去に関わってくるのだが、そのせいか結構内罰的*2 で、けれど好感がもてて新鮮だった。というからきすたSSで好きになれた主人公は初めてかもしんない。「主人公」である彼の成長物語でもあるので、影が薄くなることもないだろうし。
キャラの立たせ方、内情描写もしっかりしていて、よくある『外見だけ真似た二次創作』ではない。この子はつかさだなあ、とかしみじみ思わされてしまった。
二回留年してて既に18というのも面白い。個人的に大当たりだった。
あと、作者様が凄い謙虚だったのが好感度大。というかそのせいで読み始めたしね。
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*1 内容に比べて感想数が少ない少ない。 やっぱハズレ二次の多さを皆分かっちゃってるんだなと再認識。ということで今から感想書きに行ってきます。
*2 『俺を責める「僕」』が半ば多重人格にも似た形で存在している。多かれ少なかれ誰でも経験したことがあると思うので、感情移入しやすかった。
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