武将の足りない大悪司とはよく言ったもので。

外史につくろう穢土幕府
じゃいあんときりんぐ?*1 http://kulukku106.blog78.fc2.com/
目次、恋姫無双再構成SS

「俺が間違ってんなら、誰かお偉い武将さんがこっちに来てすぐ助けてくれたはずだ……あるいは、こんなことする前にきっと誰かに止められてなきゃおかしいんだ」――北郷一刀
 
 同じサイトのを短いスパンであげるのはあんまり良くないんだが、あまりに面白かったので思わずやってしまいました。
 さんざん言われてるが、一刀が悪一刀に堕ちていく過程がリアルすぎてすげえ。
 一刀がどこかの国に仕官する話はあっても、自分が国を立ち上げる話は見ないよなあ、と思い立ったことから書き始めた話らしい。だが、その完成度は半端なく高い。
 最初の場面。うっかり文明の利器(スタンガン)で盗賊三人組を倒してしまった一刀は、本来張角が手に入れるはずの太平要術の書を手に入れてしまう。早い話が絶対服従のギアス(ただし能力値激ダウン)*2を無制限にかけられるようになってしまうわけです。
 しかしそこは善人の一刀。なるべく使わないよう、けれど三国の世をなんとか生き抜こうとしていくのだが……。
 ある意味、凡人の国盗り(誤字にあらず)物語よりも、平凡な一般人がいかにして外道へ堕ちていくかの過程のほうがキモかもしれない。最初は人を操ることも嫌悪感を示していた一刀が、今では英雄の力試しにと普通に死兵にしている始末。*3 
 今後、今でも十分外道な一刀が、どうやってプロローグの超外道一刀にまで落っこちていくのかwktkです。

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*1 理想郷でも掲載されてるけど、多分本家様のほうが早いので載せるのはこっちで。
*2 作者様曰く、鳳統が袁術になる程度だとか。一般人にしか使えませんな。
*3 一万人を捨て駒に出来る一刀が凄いのか、その半分をぶっ殺した孫策が凄いのか。
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